就活オープンセミナーに内定者として参加してきましたよ

1年でこれほど立場が変わるものかという印象です。



去年の内定先のオープンセミナーは就活学生としての参加でした。


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12月中旬にしたOB訪問で、今の内定先のリクルーターさんに「来てほしい」と言われたものの、
別の同業他社にも惹かれていて、どちらを第一希望にしようか迷っていた私。


年末にもう一度、そのリクルーターさんにお会いして、ある交渉をしていた。
私の大学からの推薦状を今の内定先に出す代わりに、
会社の人事部に連絡して内々定ほぼ確実にしてもらうというものであった。


妙な話である。



そんなうまい話があるのかと思っていた。



年明けにリクルーターさんはこのオープンセミナーの前に私に電話をくださって、
「もう本社の人事部に連絡したよ」と言っていた。


私も大学には推薦状が欲しいことを連絡していた。




その2日後のオープンセミナーであった、第一志望企業の。




会場には学生がおおよそ200人ぐらいいた。
1日に3回セミナーがあったので1日で600人ぐらいきたのだろう。


本社の人事部の方々はもちろん、リクルーターさんもきていた。
そして、大学の先輩も内定者としてきていた。



(………1年後、ここにいることができるのかな?)
こう思ったことはしっかりと覚えている。



学生が自由に社員の方々のお話を聞くコーナーの途中で、
他の学生には分かりにくいようにではあるが、
さりげなく人事部の部長が話に交わってきたりしているのが分かった。


(なるほど、もう口添えが。)
あれにはちょっと安心できた。


帰りがけにもリクルーターさんや人事の方々とお話することができて、
顔を確実に覚えてもらえた。




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この経緯があって、本エントリーは今の内定先だけという強気なことをすることができた。




その1年後である。立場が全然ちがう。


内定者として何をしてきたかというと、数人の学生さんに囲まれて
学生さんからの就職活動に関する質問に答えたり、
就職活動のアドバイスをするというものであった。


つまりなんで内定先を志望したのか、どういう風に就職活動をやってきたのか、
どういう選考過程だったのかに答えるというものである。





ところが、質問に答えるにあたり、あるバイアスがかかってしまう。


それは「一人でも多くの学生にエントリーしてもらい、優秀な学生を確保できるようにしたい」のである。

私がすでにこの考え方になってしまっていることに、私自身で驚いてしまった。
ほとんど会社のひとという立場なのである。




そのため、内定先の魅力をアピールしつつ、こういう選考内容だからこうすれば乗り切れると言う必要があるのである。


ある意味で面白い。

  • OB訪問しておこう。
  • エントリーシートは就活が済んでいる先輩に添削してもらおう。
  • エントリーシートの趣味欄には、ネタを仕込んでおこう。
  • Webテストは対策本を一通り読んで早いことやってしまおう。
  • 筆記試験の内容はこれこれだから、これぐらいの対策をやっておけば大丈夫。
  • 面接のときにはテンションを上げていこう。

などの基本を押さえつつ、こんなアホっぽい私でも内定いただけたんだからチャレンジすることは大事だよーとか言い続けるのである。



OB訪問の段階でリクルーターさんに「来てほしい」と言われたことや、
オープンセミナーのときにほとんど顔通しが済んでしまっていたことは言いだせない。



もちろんこういうことがないと、内定をもらえないっていうような会社ではなく、
いくつかもプロセスがあって、いろんな面を見られていた。
筆記試験や面接が悪ければ、私も落ちる可能性が十分にあったからである。


ただ、学生のやる気を削ぐわけにはいかないし、
就職活動をがんばって乗り切ってもらいたい。




できれば、第一志望で私の内定先に来てほしいなぁという希望を持ちつつ。









そんな、立場の変化を実感したオープンセミナーでありました。


さて、修論執筆に戻らないと。